美しい空と心地よい気候のもとでリフレッシュ。
子どもと一緒に遊べる公園がたくさんあり、
家族みんなが笑顔になれる街です。
通勤距離が伸びたにも関わらず、通勤時間が減少。
移住前のように渋滞がないので、ストレスがなくなりました。
Q.山陽小野田市に移住するまでの経緯を教えてください。
皓生さん:
私が転職をすることになり、2人とも九州出身なので、関東よりも西側で転職先を探していました。東京や群馬、宮崎などが候補に挙がっていましたが、最終的に妻の希望もあって山口の会社に転職することに決めました。
真実子さん:
山口は、主人の地元である北九州に近く、私の地元の長崎にも帰れない距離ではないので、生活しやすいと思いました。また、広島と福岡という2つの都市に、遊びに行きやすいという点も魅力でした。移住先に山陽小野田市を選んだ理由は、子育てをするうえで欠かせない要素が整っているからです。近くに公園、図書館、保育園と幼稚園、小児科があるという私の希望を網羅していたのが、山陽小野田市の中川エリアでした。
皓生さん:
物件探しにおいても、山陽小野田市は私たちにとってぴったりの街でした。不動産会社の方からは当然、転職先のある宇部市内に住むことを勧められました。ただ、間取りや予算といった条件を満たす物件が見つからなかったんです。確かに、今住んでいるアパートから宇部市の職場までは、車で20分くらいかかります。しかし、北九州や大分に住んでいた頃のことを考えると、まったく苦になりません。以前は渋滞が激しくて、自宅からの距離は今の半分ほどでしたが、通勤時間は倍近くかかっていたんですよ。
Q.移住にあたり準備をしたことはありますか?
真実子さん:
インスタグラムを活用して、どのようなスポットがあるのかを調べました。「山陽小野田グルメ」「山陽小野田公園」など、気になるワードをハッシュタグで検索。すると、「江汐公園」「竜王山公園」「きららビーチ焼野」など、子育てファミリーにぴったりの公園や行ってみたいスポットが見つかりました。思っていた以上にたくさんあったので、山陽小野田市での生活に期待が膨らみました。
移住してから、空を見上げる回数が増えました。
爽やかな青空に、穏やかな夕日、そして満天の星。
山陽小野田市の空の美しさは、格別です。
Q.住み始めてからの山陽小野田市の印象を教えてください。
皓生さん:
正直なところ、移住する前は田舎のイメージがありました。しかし予想以上にアクセス面がよく、とても住みやすい街でした。近くに山口宇部空港があり、新幹線の停車駅もあるので、いろいろな場所に遠出することができます。
真実子さん:
地域の方が、とても気さくだと感じました。アパートの内見で初めてこの街を訪れた時から、すでにいろいろな方から声をかけてもらったんです。そのため、「地域に溶け込めるだろうか」という不安はありませんでした。移住してからは、子どもと散歩をしたりスーパーで買い物をしたりしていると、毎回のように「可愛い子だね」「今何歳なの?」などと話しかけてもらっています。
Q.移住して不便だと感じることはありますか?
皓生さん:
お酒を飲むのが好きなのですが、まだ行きつけの居酒屋を見つけられていないんですよ。ただ、山口は酒どころとして有名で、家の近所には珍しいお酒をそろえた酒屋さんがあります。先日、お店を覗いてみると、品薄で話題になっていたビールが当たり前のように販売されていて驚きました。美味しいお酒が手に入りやすくなったので、以前よりも宅飲みが充実しています。
Q.移住して変わった点はありますか?
真実子さん:
子どもを連れて外出することが多くなりました。以前住んでいた街には家の近所に公園がなかったため、いざ出かけるとなると、荷物を準備して子どもをベビーカーに乗せてと大変でした。しかし、今は歩いてすぐの場所に公園があるため、子どもを抱っこしたまま手ぶらで出かけられます。また、公園以外にも、「子育て総合支援センター スマイルキッズ」という無料で利用できる施設を訪れています。子ども向けの遊具が充実していて、雨の日でも安心して遊ばせることができるんですよ。ほかにも、地元の幼稚園や保育園が主催している、親子で遊べるイベントにも参加しています。子どもが、同年代のお子さんたちに混ざって楽しそうに遊ぶ様子を見ていると、この街に移住してよかったとつくづく思います。私自身も、少しずつ顔なじみの方が増えてきて嬉しいですね。
皓生さん:
私は、趣味のジョギングを楽しむ回数が増えました。帰宅後や休日の朝に、「山陽小野田市サッカー場」近くの川沿いを、10kmほど走っています。最近は、妻が子どもを電動自転車に乗せて一緒に走ることもあります。川沿いには硫酸瓶のオブジェがあり、走りながらこの街ならではの風景を眺めています。山陽小野田市はかつて硫酸の製造が盛んで、瓶詰めして船で運んでいたそうなんですよ。あとは、自宅で料理をするようになりました。近所のスーパーや「おのだサンパーク」では、山口で獲れた新鮮な魚を手頃な価格で購入できます。おかげで魚を捌くようになり、料理のスキルが少しずつ上がっています。
真実子さん:
移住してからというもの、明らかに主人が元気になったんですよ(笑)。帰宅時間が早くなったことも影響しているとは思いますが、心地よい気候のなかで自由な時間を満喫できるようになったことも大きいのではないでしょうか。
皓生さん:
確かに、今まで以上にリフレッシュできていると思います。近所には高層ビルがなく、空を高く感じられるため開放感が抜群。心地よい風に吹かれながら夕陽を眺めていると、とても落ち着くんですよね。
真実子さん:
私も初めて夜空を見たときは、とても感動したことを覚えています。これまで住んでいた街では、空のことなんて気にもしていませんでした。ところが移住してからというもの、自然と空を見上げる回数が増えたんです。移動中に自転車をとめて、しばらく眺めることも珍しくありません。爽やかな青空に穏やかな夕陽、そして満天の星。山陽小野田市の空の美しさは格別です。
保育士を対象にした支援制度があるおかげで、
好きな仕事を諦めずに済みそうです。
Q.現在の仕事について教えてください。
皓生さん:
宇部市にある製薬会社の工場に勤務しています。設備を導入する場合にどのようなメリットがあるかを検討したり、新しい製造技術の使い方を現場の方に周知したりと、工場を管理する業務に就いています。先日、工場で働くために必要な水質関係公害防止管理者の第一種の資格を取得したところです。薬の製造には、法律や規則が細かく規定されており、それらをしっかり覚えていくのは楽ではありません。入社してまだ3ヶ月目なので研修が多いですが、自分が携わった工場で製造された薬で、多くの患者さんの人生をよりよくできるのだと思うと、とてもやりがいを感じます。
真実子さん:
私は専業主婦ですが、もともと保育士をしていたので、子どもが保育園に入ったら仕事を再開するつもりです。移住する前は、保育士の仕事が見つかるだろうかという不安は少しありました。別の仕事も視野に入れて探す必要があるのかなと思っていましたが、山口には「保育士就職支援金貸付」※という保育士を対象とした支援制度があるので、諦めずに済みそうです。保育士の方も、安心して移住できる街だと思います。
※保育士就職支援金貸付(外部リンク)…保育士の離職防止と潜在保育士の就職支援を図るため、保育料の一部や就職準備金などを貸し付ける制度。山口県内の保育所等で保育士として2年間従事すると、全額返還免除となる。
Q.休日はどのように過ごしていますか?
皓生さん:
家族みんなで、「きららビーチ焼野」「江汐公園」といった自然スポットに出かけています。子育てファミリーが遊べる公園や施設が、車で30分〜1時間の距離にあるので、退屈することなく生活できています。先日は「ドライブインみちしお」に行って、名物の貝汁を食べてきました。すごく美味しかったので、今後は道の駅やドライブインを巡ってみるのも楽しそうですね。また、山口にはいろいろな温泉があるので、コロナが落ち着いたら行ってみたいと思います。
Q.これからこの街で、どのようなことをしたいですか?
皓生さん:
山陽小野田市に、このまま住み続けたいなと思っています。これといって欠点が見当たらず、ストレスを感じることがないんですよ。同じ予算でも、関東と比べて土地を広く確保できるので、将来はマイホームを建てることができたらいいですね。そして休日には、庭で家族そろってバーベキューができたら最高です。
真実子さん:
山口県内やその周辺には、自然に触れて過ごせる場所がたくさんあるので、いずれは家族で制覇したいですね。現在、インスタグラムで行ってみたい場所をチェックしているところです。また、子育てが落ち着いたら、イベントなどの地域活動に参加して、知り合いを増やしていけたらと思っています。
Q.移住を考えている人にメッセージをお願いします。
真実子さん:
小さなお子さんがいる方は、ぜひ市役所の子育て支援課を覗いてみてください。子育て支援に関する相談ができるだけでなく、子どもと一緒に遊べるイベントなどのチラシが配布されています。さまざまな情報を入手できるので、移住したばかりの頃は本当に助かりました。
皓生さん:
渋滞がほとんどないので、山陽小野田市を生活の拠点にして、ほかの街に通勤するという働き方も可能です。働くうえでも、子育てをするうえでも、安心して暮らすことのできる街だと思います。移住を考えている方は、一度前向きに検討してみてくださいね。
※当インタビューは、2021年10月9日に行われたものです。